次は、キャッシュ・フロー(CF)についても見ていくとしましょう。
「その会社がどれだけ利益が出ているか」は、損益計算書で少しは把握できると思います。
ただ、「現金がどのように動いているか」は損益計算書だけでは大まかにしか分かりません。
家計のやり繰りでも同じですが、現金がある程度あり、それに見合う程度の借金をするといったバランスが取れている会社が安全かと思います。
例えば、売上高は年次順調に推移している会社でも、借金をして機械を買って、売上高を上げていることも考えられます。
しかも、それが続いており、急に景気が悪くなって、銀行から返済を迫られ、流動資産をお金に換え、足りない分は、条件がきつい金利で違うところからお金を借りて…の繰り返しで倒産してしまう。
なんて事も考えられると思います。
そこで、現金の動きは何をみるかというと「キャッシュ・フロー計算書」です。
では、●3323 レカム の有価証券報告書からキャッシュ・フローを見てみたいと思います。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
本業で得たキャッシュでプラスが多いほど良いとされているみたいです。
とりあえず、直近3年はプラスに転じて継続しているみたいですね。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
設備や株式など、企業は利益を得るために先行投資を行うものみたいです。なのでここはマイナスで良いと思いますが、第25期(平成30年)はバカでかくなっていますね。
これは内容を読んでみると、M&Aによる子会社取得みたいですね。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
借り入れや社債の発行、増資、配当金の支払いなどの財務活動によるキャッシュ・フローみたいです。
こちらも第25期(平成30年)はバカでかくなっていますね。
内容を見てみると、長期借入を500,000千円をし、短期借入金を350,000千円返済し、株式の発行624百万円、新株予約権の行使による株式の発行436百万円みたいで、大きくプラスになっています。
勉強不足で良く分かりません。
自己資本率や流動比率が良いから、良いとしても良いのかな?
でも株式の発行で資金を集める必要があったということはどういうことなのかな?
M&Aをするから資金が必要になったのかな?
とりあえず、第26期(令和元年)を確認してみましょう。(平成30年⇒令和元年)
営業活動によるCF:250百万円⇒△61百万円
投資活動によるCF:△970百万円⇒△1,475百万円
財務活動によるCF:984百万円⇒2,180百万円
2年連続で営業CF+投資CFがマイナスになっていますね(またM&Aしたみたい)。
しかも、財務CFは桁違うじゃん(今度は社責発行と、株式も発行したみたい)‼
昨年度と今年度でかなり強気に勝負かけている気がしています。
株式投資の素人なのでここらへんのバランスが良く分かりません。
やはり発展するためには投資が必要でしょうし、失敗したらかなりの損害を受ける気もします。
ただリスクをとらないと発展しにくいのも分かります。
とりあえず、決算要チェックってことですね‼
⇒レカム株式会社(RECOMM CO.,LTD.)IR
次は、PERとPBRを最後チェックしましょうね。
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しっかり勉強したい方は、オンライン学習プログラム「Grow」が良いかと思います。
動画は約10分程度で、スキマ時間に勉強ができ、講師にも質問ができ、疑問も解消しやすいです。
【ENTRY】
なし
【EXIT】
なし
【HOLD】
●8704 トレイダーズ 110円×100株
●3323 レカム 140円×100株
●2060 フィード・ワン 169円×100株
【今月の結果】
+1,100円
※当ブログに掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれている事は100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願いいたします。
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