続きです。
☞上司って無能な人が多いですよね。それ当たり前なんです。
☞上司って無能な人が多いですよね。それ当たり前なんです。(2)
普通は、平社員から始まり、主任→係長→課長…取締役などに順当に出世していくことを連想しがちです。
しかし、そうであれば「無能な上司だな」と感じることはありません。
有能なので出世し続けているわけですから…
ピーターは「無能な上司」が出来上がる理由を以下のように説明しています。
<ピーターの法則>
(1)能力主義の階層社会では人は能力の限界まで出世し、有能なスタッフは無能な管理職になる
この「限界まで出世し」とありますね。ということは、昇格→「さらに実力をつけ」は、無限サイクルではないことを意味しています。
個人によっては「さらなる実力の伸びしろが無い」場合が存在するということですね。
「ポスト(地位)が人を作る」のような格言のように、能力が引き上げられたりする場合はあると思いますが、私は、もともとのポテンシャルの影響が大きいんじゃないかと思います。
つまり、昇格する度に、さらに実力をつけているんじゃなくて、「もともと持っていたポテンシャルが高いから、昇格していく」の方が、影響度が大きいんじゃないでしょうか?
つまり、下図のようになります。
ポテンシャル「小」君(青色)から説明しましょう。
ポテンシャル「小」君は、主任レベルのポテンシャルを持っていました。
なので、平社員時代はとても有能であり、一目置かれる存在でした。
平社員としては有能なので、主任に昇格しました。
しかし、平社員と主任の仕事内容は違い、部下たちの管理が上手くいかず、なかなか思うように事が運びません。
ポテンシャル「小」君は、図のように係長までのポテンシャルはありませんでした。ただ主任の後半ぐらいのポテンシャルはありました。
このため、部下からは「主任っちゃ主任レベルやけど、イマイチやな」と思われています。
なので、主任時代には、有能な主任だと、部長達から一目置かれていました。
主任レベルの中では有能だったので、係長に昇格しました。
しかし、係長の仕事は、他部署との連携などが求められ、なかなか思うように事が運びません。
ポテンシャル「中」君は、図のように課長までのポテンシャルはありませんでした。しかも係長の前半ぐらいのポテンシャルしかなく…
部下からは、他部署との連携全然進めれない「めちゃくちゃ無能な上司やん」と思われています。
とこのように…
<ピーターの法則>
(1)能力主義の階層社会では人は能力の限界まで出世し、有能なスタッフは無能な管理職になる
とは…
「上司が無能」なのではなく、今いる階級では有能なので、上の階級(役職)でも上手くやるだろうと思い、出世させた結果、ポテンシャルを超えてしまい「無能」になってしまう…
わけです。
ということで…
「上司が無能」って当たり前なんですよ。
しかし、悲しいかな、悲劇はそれだけではありません。
('A`|||)
続く…。
◆◆人材育成系のブログはこちら◆◆
↓↓応援クリックお願いします‼
にほんブログ村
長期投資ランキング