再び新しい銘柄を分析していきます。
今回は、●8135 ゼット を購入しましたので、書いていきます。
簡単にゼット株式会社についてお話ししようと思います。
皆さんもご存じかと思いますが、野球用品の「ZETT」を卸している会社です。私は、中学・高校の時に野球をやっており、「ZETT」は知っておりましたが、私が愛用していたのは「ミズノ」でした。
卸売部門が大きな収益柱ですが、小売り部門「ロッジ」、スポーツ施設「ゼオス」、物流部門、製造部門などから成る会社みたいです。
基本的には、メインの卸売部門がどうかによって、収益に影響を与えると思います。
まず、いつものように売上高、営業利益、経常利益、純利益ですね。
①売上高:その名の通り、いくら売り上げたか。
②営業利益:売上高から原価と販売費(販売するためにかかる経費。営業担当者の給料や交通費、広告宣伝費、販売促進費など)と一般管理費(会社を運営するためにかかる経費。役員報酬や管理部門の社員の給料、事務所の家賃や水道光熱費、通信費など)を引いたもので「本業で稼いだ利益」。
③経常利益:営業利益に「営業外収益」を加え、「営業外費用」を引いたもの。「営業外収益」は、企業が投資した証券、不動産などの副業で得たお金。「営業外費用」は、借入金の利息や財テクにおける損失などのこと。
④純利益:経常利益から「特別損失」「特別利益」(不動産売却や災害などで一時的に発生した損失、または利益)や「税金」の支払い額を引いて残ったもの。「最終的に手にできる利益」。
そこで、●8135 ゼット を見ていきましょう。
⇒ゼット株式会社 IR情報
売上高は少しずつですが、堅調に増えているみたいです。トピックス(下図)の上下変動とは違い、本当にちょっとずつ上昇している感じで、世界の経済情勢にそこまで左右されず、どちらかというと内需型の株だと思います。
(Yahoo!JAPANファイナンスより引用)
私は素人なので、先を読む事が難しい景気敏感株よりかは、こういう株を探していましたが、100~200円台では良さそうな銘柄はあまりありませんでした。
純利益を見ると、2016年は2015年より大きく下がっているように見えますが、2015年中間期で固定資産を売却したみたいで、その特別利益が2015年の純利益を稼いでいるようです。
営業利益で見ると、2015年は通期に近づくほど下がっていっています。むしろ2016年は盛り返している感じです。
なので、2015年から徐々に業績が向上している業績向上株なのかもしれません。
2015年からの決算短信や事業報告書しか読んでいませんが、コスト削減を目標に掲げていたみたいで、少しずつ身になっていると感じました。
一応確認のために、売上総利益と販売費の比率を確認してみると、2015年では約106%と販売費の方が大きく、営業利益はマイナスでしたが、2019年では約93%と販売費が抑制されているみたいでした。
従業員数も2019年の方が多かったので、リストラなどで抑制している感じではないと思います(良く分かりませんが)。
2020年期も第1四半期、第2四半期は向上しており、「このままいけば通期では大きく利益が見込めるのでは?」と思いましたが…
会社予想は、2020年期純利益520百万円(前年期-27.1%)。
何で?
とりあえず「買い」で。
次回は貸借対照表で、「自己資本率」と「流動比率」から、こちらの会社の財務体質を見ていきたいと思います。
【2020年2月1日追記】
来期の純利益が前年期-27.1%の理由がもしかしたら分かりました。
決算短信の損益計算書では、当期の「法人税等調整額」が△218百万円になっておりました。
なので、当期は純利益が多く出ているっぽいです(たぶん)。
このため、来期会社予想は妥当(当期に比べると良い業績)だと思います。
でも、実際-27.1%だったら、一時的に株価は下がりそうな気がしますね。決算短信をしっかり読まず、数字だけみたら印象悪いですもんね。
その時は買い増しか?
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【ENTRY】
●8135 ゼット 260円×100株
【EXIT】
なし
【HOLD】
●2060 フィード・ワン 185円×100株
●4406 新日本理化 207円×100株
●3071 ストリーム 85円×100株
【今月の確定損益結果】
±0円
※当ブログに掲載されているコメントは、あくまで個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれている事は100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願いいたします。
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