長女(当時は保育園)が絵を描いていました。
長女の絵の秀逸さは、皆様ご存じの通りで。
→ オニ怖い「節分の日」。
今回、紹介する長女の絵は、我が家の日常を切り取った至極の1枚となっております。
可愛い反面、言うことを聞かない子供に対して憤る親。
先が読めず、自分の好きな事しかしたくない子。
それぞれの主張がぶつかり合う、「コンテンポラリーアート」となっております。
↓これです。

いかかでしょうか?
「イヤ、いかがでしょうか?」と言われても、意味分からん。
と、お思いの方がたくさんいらっしゃるでしょう。
私もこれを見せてもらった時には、意味が分からず、どこにでもある6歳ごときガキの絵と思いました。
ちょっと説明を入れますと…
ズボンを履かされた長女が、「ズボンやだー!!」と言って泣いており、それに対しママが「じゃあ、パンツ(下着)で来なさい。」と一蹴する内容です。
1年ほど前から、長女は、「自分の着たい服」というものが出てきておりまして、特にスカート、もしくはワンピースが着たいみたいです。
こうなってくると、ズボンなんか履かせようものなら、そう、それは親の仇ぐらいまっこと憎き存在みたいで、断固拒否してきます。
「じゃあ、ズボンじゃなくスカート履かせれば良いじゃん」となりますが、長女にズボンを履かせる時は、公園に行ったりする事が多くて、スカートでは思いっきり遊びにくい場合が多いのでズボンを履かせます。
「じゃあ、スカートの下にレギンス履かせれば良いじゃん」となりますが、確かにレギンスを履かせれば、思いっきり遊ぶことは可能です。
しかし、スカートが「フワッ」となり、チラリズムを発動させ、運悪くそういう性癖を持ったオッサンが公園に来ており、チラリズムによる興奮を覚え、もともと持っていた性癖と相まってポリリズムが発現してしまい、子供に危険が迫るという可能性があります。
ってか、普通にスカートのヒラヒラが遊具に引っ掛かって危険な事もあり、公園で運動するときはだいたいズボンにしています。
なので、ママと長女のズボン戦争が勃発します。
最近は休戦状態が続いていましたが、最近再び開戦されたようです。
おそらく第48次ズボン戦争でしょう。
最初の方は、ママもしっかり説明して、長女が宣言を受諾し、降伏するというのがお決まりでしたが、さすがのママも、第8次ズボン戦争あたりから、めんどくさくなったんでしょうね。
「じゃあ、パンツで来なさい!!」
という、無条件降伏を宣言してきます。
これには、娘も自我?恥じらい?があるらしく、大人しくズボンを受け入れるしかありません。
そのような日常を切り取った絵が、この絵になります。
長女:「ズボンやだー!!」
ママ:「じゃあ、パンツで来なさい!!」
K.O.!!
ただこれだけでは、ただの日常の絵になります。
私が、秀逸やなと感心した点を挙げていきます。
1.長女以外全員笑顔
2.なぜかママと次女はスカート
3.涙が口から出ている
すごく、秀逸…というかシュールな作品。
長女は号泣していますが、その他の全員は笑顔です。ママなんて笑顔で「じゃあ、パンツで来なさい。」と言っています。狂気の沙汰です。
そして、その光景を見ている、パパ(私)と次女はニッコリ微笑んでいます。

まるで、長女が悲劇のヒロインで、しかも、「頼れる仲間なんて誰もいない。私…私だけが愛されていない。こんな仕打ちを受けている。」
と、シンデレラ顔負けのストーリーが出てきそうな状況を表現しています。
しかもなぜか、ママと次女はスカート。

ママは基本ズボンが多く、公園に行くときは絶対ズボンです。次女も公園となるとズボン決定です。
なのに、この絵では、ママと次女はスカートを履いています。
これも長女の主張を際立たせる技法で、実際はそうじゃないけど、とりま都合よき技法と言います。
そして、最後に、涙が口から出ています。

さすがに、長女も涙が口から出てくるような化け物ではありませんし、涙は心の汗だという非凡な事を言うような子でもありません。
涙は目から出る。ということはしっかり理解できています。
が、しかし…
今回の作品では、涙を口から発射させています。
それほど、心の底から叫びたくなる心境だったんでしょうか。
それを表現しているように感じます。まさにカオス状態になっています。
さすがだなぁ。感心したというより驚嘆しました。
最後に、涙が溜まって、水たまりになったというオチも描かれていました。
その証拠に、水たまりが出来ているのと、次女が長靴。

まさに天才。
私(パパ)だけが知っている、たった1つの真実。
<育児・家事・妻の生態ブログ>
☞カテゴリ: 育児・家事・妻の生態
書き下ろし:2020年6月14日
リライト:2023年9月18日
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