良かった良かった。このコロナ禍の4~6月期で増益だった。
ただ、この時点では、企業の成長によるものかどうか分からないため、一応分析をしてみよう。
◆◆合わせて読みたい◆◆
21年第1Q決算短信分析
まずは、売上高、営業利益などを見ていきましょう。☞フィード・ワン株式会社 2021年3月期第1四半期決算短信
(※赤矢印が今期の決算部分です。)
売上高:約519億(前年同期比3.3%減)
営業利益:約13億(前年同期比58.8%増)
経常利益:約15憶(前年同期比45.1%増)
純利益:約11憶(前年同期比56.2%増)
と、「減収・増益」となりました。
まず、売上高の件。
売上高は前年同期と比べると、減収となっております。これだけ見ると、会社として成長していない感じもします。
しかし、これが「一時的なもの」なのか、「これからも続いていくもの」なのかを判断する必要があります。
このため、ちょっと詳細に見ていくとしましょう。
まずは、売上高、原価、売上総利益、原価率を見ていきましょう。
売上高は前年同期に比べて、減収です。
原価率を見てみると、前年同期と比べてあまり変わってない感じがします。
この時点では、「売上高は減ったが、原価率も前年同期と比べて同じなので、売上総利益率は前年同期と同じぐらいだな」ことが分かります。
このため、次は売上高が減った要因がどこにあるのかを調べようと思います。
これは決算短信に書いてありました(見えにくくて申し訳ないです)。
おおまかにいうと、やはり新型コロナウイルス感染症の影響を少なからず受けているようですね。
ということは、売上高減収の要因は、この会社の成長性が下降してきたのではなく、外部要因の可能性の方が高いような気がします。
このため、コロナ禍がいつまで続くか分かりませんが、今回の売上高の減収は「一時的」と判断することにします。
ではなぜ今回、経常利益が45%増で着地したのか?
これをちょっと見ていくことにしましょう。
これについては、一般管理費と販売比率を確認してみましょう。
一般管理費及び販売費というのは、簡単に言うと「人件費、広告費」などです。
☞販売費及び一般管理費 Wikipedia
前年同期と比べて、この一般管理費及び販売費が大きく削減されているのが分かります。
このため、営業利益以下が増収になったと思われます。
しかも、今期だけではなく、前年期からスリム化に力を入れているようで、2020年3月期第3四半期頃から大きくスリム化に成功しています(最初の図の青矢印)。
少しまとめると、2021年3月第1四半期決算内容は
新型コロナウイルス感染症の影響を軽微ながら受けましたが、コスト低減を図っていたので、増益で着地しました。
となると思います。
ただ、マーケットではあまり人気が無い会社なので、株価が高騰するかは微妙です。
しかも、任天堂なんか前年同期比は経常利益6.8倍とか、化け物企業もいるし。
以上で終わってしまうと、利益は出てるけど、どんどん成長している魅力的な会社に見えないので、追記をしたいと思います。
こちらの会社は、なんと「クロマグロ完全養殖事業」を行っております。
☞フィード・ワン株式会社 クロマグロ養殖
ここらへんが、伸びてくると良いんだけどなぁ…。と、そこがちょっと魅力の1つでもあります。
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※当ブログに掲載されているコメントは、あくまで個人的見解基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれていることは100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願いいたします。
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